副店長記

日記みたいなもの。

散髪

お疲れ様です。

どうでもいい話ですが、金曜に髪切ってきた。

もう20年程同じとこで切ってもらってます。僕がそこで髪を切り始めた頃に生まれた子がもう成人するのかと思うとなかなかの年月だと思う。

 

その床屋?美容室?は都内にあるんだけど、地元に出戻ったり現在も居住地に引っ越ししたりしても通ってる。いくつか理由がある。

①知らない所で切るの気まずい。

②女性に切ってもらうのが苦手。

③理美容師さんに話が合わない人が多い。

が主な理由。

結構人見知りなとことかあったり、後頭部におっ○い当たったり、小一時間程興味のない話を聞くってのはちょっと…

 

そこに決めた理由は当日働いてたお店の近くで、駅から店までの通勤途中にあり当時僕はそこの店の1Fにある自販機の前で一服してから出勤していた。一服してると非常に印象的な名前の看板がいつも気になってなんとなくここで髪切りたいと思った。

2002年だったと思う。専門学校卒業と同時に就職出来ず蒲田の寮を出て叔母の家に居候させてもらってた。叔母の家の近所で切ったとき①と②の理由に気づいた。上京してから節約のために自分で切ってたから気づくことが出来なかった。

 

就職はまぁなんとかなって叔母の家は葛飾で職場は世田谷だった。鉄道3社跨ぐので交通費がそこそこな金額で…おそらく経費を削減するためだろう、会社の寮に入るよう勧められたがあまりにもボロく汚かったので素直にそう言って断ったら交通費出なくなった。若かったと思う。どちらにしろいつまでも叔母に面倒かけるわけにはいかなかったので引っ越しする予定だった。

 

毎月3万くらい交通費自腹で39度の熱が出ても辞めずに通い続けた根性が認められ無事正社員に。引っ越しを終え、髪も伸びたしさぁ行ってみるかと。入店するとそこはオーナーらしき男性と若めの男性と女性の3人でやってるお店だった。僕は警戒心全開でしたが「初めての方ですよね?」と若めの男性に声をかけられた。ああ、ちゃんとお客さんの顔わかってるんだと思ったらなんとなく安心した。髪切ってもらいながら話してくうちに「僕すぐそこで働いてるんですよ」なんて話に。同じ商店街なので周辺のこと教えてもらったりしてるうちに勝手に商店街の仲間意識みたいなものが自分の中で芽生えた。割と楽しい時間を過ごせたのでまた来ようと思って通い始めた。

 

その当時の会社を退職し地元に帰って再就職にあたりどこで髪を切るか問題に直面。とりあえず適当なとこで済ませたけどしっくりこないし話がつまらなくて苦痛だった。再就職後、都内に遊びに行くのと同時に一定のサイクルで通ってた。結構天パで伸びるの早いんですが、二ヶ月くらいは保つよう切ってくれるし話のリアリティがすごくて面白いので全国どこからでも通ってもいいなと思ってる。

 

また言うけど今年で20年経とうとしてる。

なんと、名前も知らない。お互い顔とどこで働いてるか、あとは趣味くらいしか知らない。いつのまにか一番付き合い長い人になってた。

コロナ禍になってしばらく行けない時期もあったりしたけどこれからも普通に通う。

 

絶対名乗らないw